人類が滅びた後の世界。
みんな死んでいる世界。
もう誰も死なない世界。
動くのはただただ、死者ばかり。

『永き後日談のネクロニカ』で主人公は、
そんな世界でココロを持ってしまった少女――ドールたち。
平たく言えば少女ゾンビになって、他のゾンビと戦うゲーム。

死者たちを動かすのは、滅んだ世界の支配者たるネクロマンサー。
ゲームの中の最終ボスであると同時に、ゲームの進行役も示します。
なんといっても、ドールにココロを与えたのはネクロマンサーなのですから。
操り人形ばかりの世界、己の意志持つドールは、何よりの玩具。
敵を差し向けたり、ちょっとした悲劇喜劇を演出するのが楽しみというもの。

ドールたちは死んでいる以上、壊れはしても死にはしません。
もうとっくに死んでいるし、世界もとっくに終わっています。

ご用意するは10面体のサイコロ1つ。

そんなわけで鉛色の空の下、お茶でもしながらひとつ、長い――永い後日談を語ってみようじゃありませんか。


■後日談の世界

■踊る少女

■死人使いの見る夢




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